本厄で起きた悲劇の話。③

 

今年晴れて本厄を迎えている

私の悲しい話を記録に残そうという

この連載企画。

 

3月部門です。

今月は、小さな不幸が

1日にたくさん起こりました。

 

 

先週の金曜日の事です。

 

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3月17日

 

不幸その1:コーヒー

この日はいつもより

1時間早く目が覚めました。

 

仕事までまだ時間があるな。

ゆっくりコーヒーでも入れよっか。

 

いつもはインスタントで

済ませるコーヒーを

この日はちょっと高いやつを

用意していました。

 

いい匂いするなー!!と

キッチンからいつものソファに

移動しようとしたとき。

 

「あ。」

 

うっかり私は手を滑らしました。

無情にもコーヒーは

白のカーペットの上へ着弾。

 

「アーーーー!!!!」

 

あんなに、あんなに楽しみにしてたのに。

ちょっと高いコーヒー。

 

しかしこんなことは

今日起こりうる不幸たちの

序章にすぎませんでした。

 

不幸その2:お弁当

その日は早起きできたこともあって

お弁当も張り切って作りました。

そう、私はお弁当男子なのです。

 

いつもはお肉だけ。やおにぎりだけ。の

私のお弁当ですが、

この日はというと

卵焼き、ミニトマト、しょうがやき、という

お弁当三大おかずを揃えました。

 

OLかよ。

 

ルンルンで食堂のレンジに向かう途中、

トイレに立ち寄った私。

 

トイレ経由で食堂に向かいレンジの前に立つと

 

「あれ、お弁当持ってない。」

 

トイレに忘れてきた!!!!

 

急いで戻るも

もうトイレに私のお弁当は

ありませんでした。

 

誰だよ人のお弁当取るやつ!!!

 

財布も忘れたので、

この日はお昼も抜きでした。

 

不幸その3:ガム

仕事の帰り道、

お昼も抜いて財布もない私は、

それはもう急いで家に向かっていました。

 

帰りは電車の乗り換えがあるため

駅内を歩いて移動していました。

 

そこで目の前を歩くヤンキーが、

 

「ペッ!」

 

ガムを履きました。

目の前に。

 

私は避けれず、

 

ぐちゃ。

 

見事にその吐きたてのガムを

踏みつけました...。

 

何やねん今日!!ほんまに!!!!

 

足裏についたガムを見ながら

途方に暮れていました。

 

次の不幸が

目の前に迫っているとも気づかずに...。

 

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不幸その4:おっさん

足裏のガムを立ち止まって確認していると

 

「ドンッ!」

 

と腹部に衝撃が走りました。

 

同じく駅構内を乗り継ぎで移動していた

サラリーマンが正面から

タックルしてきたのです。

 

吹き飛ぶ私。

握り締めていたスマホ

 

そして、割れたスマホ

 

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「立ち止まってんちゃうぞボケ!!!」

 

ぶつかられたうえに罵声を浴びせられた

私は、放心状態でした。

 

おいおっさん。

お前は避けるという単語を

知らんのかよ。

My Way突き進みすぎかよ。

 

 

何や今日。本厄やばすぎかよ。

本当にくそみたいな1日。

 

エピローグ

今私は、

靴の裏についたガムの掃除の合間に

この記事を書いています。

週が明けた今でも

あのおっさんへの怒りは収まりません。

 

そして私は思う。

 

あのおっさんがガム踏めば

みんな幸せやったのに。

 

大事なデートの日に

頭の上に鳥のフン堕ちたらいいねん。と。

 

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。