私がバレンタインを嫌いになった話

 

 

本日はバレンタインですね!

皆さんチョコはもらったりあげたりしましたか?

 

最近は、ハロウィンに盛り上がり負けてるイメージですが

まだまだ百貨店などはこの時期賑わっています。

 

そんなバレンタインでの学生時代の

クソみたいなエピソードを思い出したので

簡単に書きたいと思います。

 

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学生時代のクソみたいなバレンタインエピソード

時は高校2年の2月14日、

私の通っていた学校は

バレンタインを迎え、

愛だ恋だと賑わっていました。

 

バレンタインというのはもはや

学生の一大イベントといっても

過言ではありません。

私が高校生だった頃は、

まだまだハロウィンも浸透しておらず、

年間の盛り上がりイベントといえば、

バレンタインの一強でした。

 

クラス内でも、

男子はソワソワ、女子もソワソワ、みんなソワソワで、

特に思春期ど真ん中、

高等学校第2学年の教室内は

異様な雰囲気が漂っていました。

 

私にはクラス内に

K郎という親友とも呼べる男がいました。

 

同じ野球部で汗を流し、高1高2と同じクラスで

高校時代のほとんどを一緒に過ごした、

すごく気心知れた友人です。

 

彼はお調子者で、この一大イベントにも

すごく前のめりです。

それまで彼女もできたことがなかった

K郎は、

「明日からは、彼女と登下校一緒にできるんか〜〜!!」

まだ何も起こっていない自分の、

バレンタインに妄想を膨らまし、

明日からの未来に希望を持っていました。

 

まあこの発言は9割ネタなので、

全員が「はいはい。」と受け流していました。

 

 

結果として当日誰からもチョコをもらうことがなかったK郎ですが、

そんなことは本人も周りも想定外なので、

「何の自信やったん!」という

バレンタインあるあるともいえる

身内グループだけの一瞬の盛り上がりだけを残し、

当日は家に帰りました。

 

しかし翌日になり、朝私が登校すると、

K郎の席の周りにクラスメイトが集まっていました。

グループの輪に加わってみると

K郎の机の上に1つの紙袋が置いてありました。

 

「何、このおしゃれな紙袋。」

 

K「朝来たら机に置いてた。」

 

「中何入ってるん?」

 

K「チョコ!」

 

 

 

!!!??

 

 

 

え。チョコもうてるやん。

 

昨日あれだけ自虐ネタで笑いを取り、

クラスを盛り上げていた

悲しきK郎の姿は

もうありません。

彼はバレンタインという戦場で、

たしかにチョコをもらったのです!!

 

 

お調子者だが、クラスのみんなに愛されている男、K郎。

 

この

「K郎、バレンタインチョコをもらう。」

という出来事に、

クラスは朝からすごい盛り上がりを見せていました。

 

「おめでとうK郎!」

 

「他のクラスの子かな?」

 

「早く開けてみてよ!!」

 

焦る周囲をよそに、

 

K「ちょっと待って、まず1人で見させて!」

 

と恥ずかしそうにK郎は中をのぞいています。

 

ワクワクとみんなで見守っていると、

みるみるとK郎の表情が曇っていきます。

 

「誰やったん?」

 

「知らん子?」

 

「もしかして苦手なな子やった?」

 

周りが心配する中、

K郎のが無言で紙袋から1枚の便箋を出しました。

 

「〇〇君へ(私の名前)

 当日に渡そうと思いましたが、

    クラスに人が多くて

 渡せませんでした。

    よかったら食べてください。

                 〇組 〇〇」

 

 

 

え。

 

 

 

みんなの視線が私に集中します。

 

そういえば前日、席替えがあって

K朗の新しい席は、昨日まで

私が座っていた席でした。

 

 

静まり返る教室。

どんよりとした空気。

集まる視線。

 

 

「.......ごめん。」

 

 

私は、何を謝っているのだろう。

席を間違えたのは私ではない。

 

しかし、この場を和やかに乗り切る方法が

何も思い浮かばない。

わたしは、ただただ謝るしかなかった。

 

 

K朗は笑ってくれたが、この日1日

教室内には何とも言えない変な空気が流れ続けた。

 

 

私は、この日から、バレンタインが大嫌いだ。

 

 

まとめ

私はこの出来事を、

バレンタインが来るたびに思い出します。

 

今となっては笑い話ですが、

当時はすごく冷や汗をかいたのをすごく覚えています。

 

私は、この時から、ついでにチョコも嫌いです。(思い出すので。)

 

チョコも嫌いでバレンタインも嫌いなので、

2月は憂鬱です。

 

しかし、バレンタインはカップルにとっては素敵なイベントです!

 

皆さんには素敵なバレンタインが来るといいですね!!

 

ハッピーバレンタイン!!

 

 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。