大阪・四天王寺にある本坊庭園「極楽浄土の庭」でに行ってきた【日本庭園】

 

大阪・天王寺駅近くにある、

四天王寺内の本坊庭園「極楽浄土の庭」に行ってきました!!

 

最近では外国人観光客にも人気で、

日本を感じれる風情ある庭園です。

 

日本庭園の楽しみ方はこちら!

 

www.kontomosan.com

 

 

スポンサーリンク
 

 

極楽浄土の庭

所在地

最寄駅

大阪環状線天王寺駅から徒歩15分

開園時間

午前8時30分~午後4時30分

入園料

大人    300円

高・大学生 200円

少・中学生 200円

 

極楽浄土の庭

四天王寺本坊の東側にある日本庭園です。 

 

この庭は、浄土教における極楽往生を願う

二河白道という喩話(たとえばなし)を基に

改修、造園されたものです。

 

二河白道

 

f:id:tomoyaa:20170213203500j:plain

 

上段に阿弥陀仏観音菩薩勢至菩薩の二菩薩が描かれ、

中段からは 下にはまっすぐの細くて白い線が引かれています。

白い線の右側には水の河が逆巻き、

左側には火の河が燃え盛っている様子が描かれています。

下段にはこちらの岸に立つ人物とそれを追いかける盗賊、

獣の群れが描かれています。

 

下段の岸は現世、上段の岸は浄土のことです。

右の河は貪りや執着の心を表し、

左の河は怒りや憎しみをそれぞれ表しています。

盗賊や獣の群れもそれぞれ欲を表しています。

東岸からは釈迦の「逝け」という声がし、

西岸からは阿弥陀仏の「来たれ」という声がします。

この喚び声に応じて人物は白い道をとおり西岸に辿りつき、

悟りの世界である極楽への往生を果たすというものです。

 

簡単にいうと、

右にも左にも後ろにも逃げ場がない状況でも、

勇気をもって前に進めばいいことがある、

極楽が待っているということです。

 

庭園内

園内も順路を守って観ると

二河白道の喩えを感じられるようになっています。

 

白道

f:id:tomoyaa:20170213192609j:plain

 

これが白道です。

左側が火の河(怒りや憎しみ)を表しています。

 

瑠璃光の池

f:id:tomoyaa:20170213192514j:plain

 

人々の心を癒し、苦悩を救う仏とされています。

鴨も優雅に泳いでいました。

 

白道

f:id:tomoyaa:20170213193417j:plain

 

続いても白道

右側が水の河(貪りや執着)を表しています。

 

和松庵

f:id:tomoyaa:20170213192748j:plain

 

ちょっと茶屋で休憩。

 

400円で和菓子・抹茶セットがいただけます。

f:id:tomoyaa:20170213192912j:plain

 

ちなみに和松庵は、

松下電器の創業者、松下幸之助により寄進された茶室です。

 

極楽池

f:id:tomoyaa:20170213193001j:plain

 

白道の先には極楽池が見えます。

火の河、水の河を感じながらたどり着くと、

すごく感慨深いものがありました。

 

極楽には、錦鯉が泳いでいました。

 

八角

f:id:tomoyaa:20170213193105j:plain

 

少し和の雰囲気とはかけ離れますが、

明治36年に大阪・天王寺公園近くで開催された、

第5回内国勧業博覧会場内に建てられた、

ルネサンス風の木造建築物です。

登録有形文化財にも指定されています。

 

湯屋方丈

f:id:tomoyaa:20170213193233j:plain

大阪夏の陣でいちど焼けてしまった為、

1623年に徳川秀忠によって再建されました。

方丈とは、住職の居室で、

こちらも国の重要文化財です。

 

補陀落の庭

f:id:tomoyaa:20170213193326j:plain

 

整備中でしたがきれいに整えられた立派な庭でした。

 

座視式庭園で方丈から座って観た光景が1番美しいとされています。

 

方丈が非公開だったので中からは観れませんでした。残念....。

 

感想

広さ1万㎡とそこまで広くありませんが、

歴史や浄土を感じられる。

すごく良いところでした!!

京都の庭園などと比べると人も多くはないので、

じっくり回れると思います!!

 

大阪で日頃のバタバタを忘れてゆっくりしたい方、

すごくおすすめです!!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。